冬は「水分が失われにくい季節」と思われがちですが、実は体内では脱水が進みやすく、知らないうちに“隠れ熱中症（軽度の脱水）”になっている方が非常に多く見られます。
頭痛、だるさ、筋肉のこわばり、めまい…。これらは「冷えのせいかな」と思われやすい症状ですが、脱水から来る不調であることも少なくありません。

今回は、冬に隠れ熱中症が起こりやすい理由と、整骨院でできるケアについてわかりやすく解説します。

▶ 冬なのに脱水が進む理由とは？

① 空気が乾燥している

冬は湿度が下がり、呼吸をするだけで水分が失われます。
体感では汗をかいていなくても、体内から水分が蒸発していくため、気づかないうちに脱水が進行します。

② 厚着で体温がこもりやすい

アウターや重ね着で体温が逃げにくくなり、実は意外と汗をかいています。
特に通勤・買い物など、少し動くだけで中はポカポカになり、汗が蒸発して水分が奪われていきます。

③ 喉の渇きを感じにくい

夏に比べて喉のセンサーが鈍り、
「気づいたら水を一度も飲んでいない」
という日も起こりがちです。
これが冬の隠れ熱中症の大きな要因になります。

▶ 隠れ熱中症で起こる身体の不調

冬の脱水は、意外な形で身体に影響を与えます。

● 頭痛・めまい

血液がドロッとして循環が悪くなり、脳へ十分な血流が届きにくくなるため。

● 筋肉のこわばり・足がつる

水分不足は筋肉の伸び縮みを悪くし、
「朝方に足がつる」「体がガチガチ」
と感じやすくなります。

● 肩こり・腰痛の悪化

筋肉が硬くなると姿勢が崩れ、血流も低下。
慢性症状が強く出やすくなります。

● 免疫力の低下

血流悪化による冷えが進むことで、自律神経が乱れ、風邪をひきやすくなることも。

▶ 整骨院でできる“隠れ熱中症ケア”

整骨院では、冬の脱水により生じた筋肉のこわばりや自律神経の乱れを整える施術が可能です。

① 筋肉バランスを整え血流改善

手技やストレッチで、硬くなった筋肉をゆるめ、血液循環を良くします。
血流が回復することで、
・手足の冷え
・体のだるさ
・頭の重さ
が改善しやすくなります。

② 姿勢の調整で呼吸が楽になる

脱水で筋肉が固まり姿勢が崩れると、呼吸が浅くなります。
背骨・肋骨周辺を調整することで呼吸が深くなり、自律神経も整いやすくなります。

③ 自宅でできる「冬の水分管理」のアドバイス

整骨院では、患者さんの生活スタイルに合わせた
・正しい水分量
・温かい飲み物の選び方
・日常でできる軽い運動
なども提案できます。

▶ 自分でできる冬の予防ポイント

● 朝起きたらまずコップ1杯の水
● のどが渇く前にこまめに飲む
● 湯船に浸かった日はいつもより多めの水分を
● 運動前後に必ず水分補給
● カフェイン飲料だけに頼らない

冷たい水が苦手な方は、常温や白湯でも問題ありません。

▶ まとめ：冬こそ“脱水”に気をつけましょう

冬の隠れ熱中症は気づきにくいぶん、身体への影響も大きくなりがちです。
筋肉が硬くなることで痛みや不調が悪化しやすく、冷えとの相乗効果で慢性症状が重くなることもあります。

整骨院では、冬特有の筋肉のこわばりや血流低下を改善し、脱水による不調をサポートする施術が可能です。
「冷えやすい」「最近体が重い」「足がつりやすい」などの症状がある方は、ぜひ早めにご相談ください。

冬でも起こる“隠れ熱中症”とは？～油断しがちな季節の体調不良と豊崎ゆがみ整骨院でできるケア～